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多嚢胞性卵巣症候群と妊娠

多嚢胞性卵巣症候群は妊娠の重大な障害となります。卵巣内に小さな袋(嚢)が多数発生し、数珠繋ぎのような状態になることを多嚢胞性卵巣症候群といいますが、この状態が進行すると卵胞の皮膜が薄くなってしまったり、正常な排卵が阻害されてしまったりして妊娠の妨げになってしまうのです。その結果なかなか妊娠できない、あるいは不妊症に陥ってしまう場合もあります。

ですから多嚢胞性卵巣症候群が発症していないかどうか、診断と治療が求められます。なかなか妊娠できずに悩んでいる人は血液検査や超音波検査による検査を受けてみるとよいでしょう。

問題なのは多嚢胞性卵巣症候群が発症してしまった場合。果たして妊娠が可能なのかどうか。軽度の症状で嚢が排卵に影響を及ぼさない場合には深刻な状況にはならないのですが、排卵の障害になってしまっている場合には排卵を促す治療が必要となります。しかしこの治療がなかなか難しいのです。現時点で明確な原因が特定されておらず、そのため根本的な治療も困難だからです。

妊娠を目指すために多嚢胞性卵巣症候群を治療する場合には排卵誘発剤の使用がまず行われます。ただし、排卵誘発剤は卵巣過剰刺激症候群という副作用のリスクがともなうため、最初は効果の弱い薬から使用していき、症状を見極めたうえで少しずつ強い薬へと切り替えていくことになります。容量や使用するタイミングを見極めておくことが求められます。

多嚢胞性卵巣症候群になったとしても妊娠は決して不可能ではありません。あきらめずに根気よく治療を進めていくことが重要になってくるのです。