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多嚢胞性卵巣症候群の薬

多嚢胞性卵巣症候群の治療では排卵誘発剤が使用されます。卵巣内に嚢(小さな袋)が多数できて滞留してしまうこの病気、最大の問題は排卵障害をもたらすもので、不妊症の重大な原因となります。残念ながら現在ではまだ原因が特定されておらず、完治することも困難と言われています。それだけに排卵誘発剤をいかにうまく活用できるかがポイントとなるのです。

多嚢胞性卵巣症候群の薬物治療の大きな特徴は最初は効果の弱い薬から試していくことです。最初に使用されることが多いのがクロミッド。効果がもっとも弱い排卵終発剤のひとつです。その後フェミロンやセロフェン、オリフェンなど効果や症状にあわせて切り替えていくことになります。

服用は原則として排卵前、生理が開始してから5日後を目安に5~7日間程度行います。これは薬の種類によって多少異なってきますが、医師の判断によって決められることになります。ただし、この排卵誘発剤は卵巣過剰刺激症候群という副作用が伴うため、使用には注意が必要です。

ほかにはメトフォルミンという糖尿病治療の薬が使用される場合もあります。肥満の人に多嚢胞性卵巣症候群が発症することが多いといわれ、生活習慣病との関わりも指摘されています。このメトフォルミンは欧米で広く多嚢胞性卵巣症候群の治療に使用されており、日本でも採用する医療機関が多いようです。ただし下痢や吐き気などの副作用があります。

薬によって完治することは困難と言われていますが、排卵を促すことで不妊の治療に役立ってくれます。まず第一の治療方法といえるでしょう。