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多嚢胞性卵巣症候群の治療

多嚢胞性卵巣症候群は治療が困難と言われています。なぜなら原因がはっきりと特定されておらず、卵巣内に嚢と呼ばれる小さな袋が多数発生してしまうため、それを防ぎ、除去することが難しいからです。

では多嚢胞性卵巣症候群ではどのような治療が行われているのでしょうか。まず排卵誘発剤を使用した治療が第一に挙げられます。これはとくに妊娠を希望する患者に対して行われるもので、排卵誘発剤によって卵胞の成長を促し、排卵を促進することが目的となります。多嚢胞性卵巣症候群の場合、嚢によって卵胞の成長が阻害されて皮膜が薄くなってしまったり、排卵に支障をきたしてしまうことが多いからです。この治療の特徴としては最初は効果が弱い薬を使用して様子を見ていき、効果のほどを見極めながら少しずつ強いものへと切り替えていくことです。これは排卵誘発剤によって卵巣過剰刺激症候群という副作用が生じるリスクがあるためで、摂取量やタイミングはもちろん、医師の見極めも重要になってきます。

外科的な処置で治療することも可能です。この場合は腹腔鏡下手術が行われます。これは卵巣の表面に小さな穴を多数作り、そこから排卵を手助けする方法です。

また、肥満の人が発生しやすいことでも知られており、まず肥満を改善するための生活改善も治療の一環として行われます。食事療法や運動療法などによって体重を落とすことによって症状が和らげることができます。副作用もない理想的な治療といえるかもしれません。これらの治療法のなかでその人にもっとも適している選択肢を選び、慎重に続けていくことが多嚢胞性卵巣症候群の治療には求められるのです。